任意売却の8つのメリットと4つのデメリットを徹底解説! 第一話
住宅ローンの滞納問題を解決する方法である「任意売却」ですが、メリットが多い分、やはりデメリットもいくつかあります。
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
「任意売却」のメリット(1~4まで)
1.市場価格に近い価格で売却できる
前回のブログでお話ししましたように、不動産の売却には、大きく分けて3つ 「一般売却」「任意売却」「競売」 あります。
「任意売却」は、「一般売却」という形で売却しますので、一般の売買と変わらない取引になります。
そのため、一般市場により近い価格で売却をすることが可能です。(競売にかけられると、市場価格の5~7割の価格で落札されることが多く、物件の状況によっては、3割程度で落札された事例もあります)
ただ、実際には、競売にかけられる前に売却をしなければなりません。タイムリミットがある分、市場よりも少しだけ低い価格設定にすることが多いです。
2.住宅ローンの残債をより多く減らせる
競売よりも高い価格で売却できれば、その分あなたが手にする売買代金は多くなり、返済に充てられる額も多くなります。
任売売却でも競売にしても、残債が残るとはいえ、それを一円でも少なくすることはとても重要なこと。売って終わりではなく、あなたにはその後の生活もあるのです。
3.残債の減額や分割などの相談ができる
任意売却をした後に、あなたが住宅ローンと同額にて、残債の返済を続けことは、現実的ではありません。
また、任意売却という方法を選択するわけですから、債権者(住宅ローン借入先の銀行や保証会社など)も、今のあなたにそこまでの返済能力がないことは、重々承知です。
今のあなたの収入や生活の状況などを考慮して、月々払える現実的な返済金額や返済方法を、債権者と決めていくことになります。
4.持ち出し費用をゼロにできる
通常の売買となると、登記費用や仲介手数料などの諸経費がかかり、その費用が捻出できないがために売却もできず、身動きが取れないといったことが起こります。
任意売却において、そのような登記費用・諸経費などは、債権者が負担するため、あなたが手元に資金を用意できない、などといった心配はいりません。
また、競売にしても任意売却にしても、売却が決まれば当然引っ越しをすることになります。その際には引っ越し費用も必要となりますが、任意売却であればこちらも債権者との交渉により、捻出することができる場合があるのです。
競売になってしまうと、このような交渉をすることもできない上に、手元に資金を残すことも難しくなります。
"家を失う"というだけでも、あなたにとってとても精神的につらい状況のはずです。売却を終えた後のあなたの新たな生活・人生だって、これまでと同様に大切にしていただきたい。
そのためにも、多少なりとも手元に資金を残すことが、生活の再建をする上でも重要になってきます。手元に資金を残すという点で見ても、競売にくらべて任意売却を選択することに、大きなメリットがあると言えるでしょう。
今回は、メリットを4つ見てきました。残すところ、あと4つのメリットは次回のブログでお話しします。
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業界第一歩は、建設会社系の不動産会社に勤務し売買の一般仲介業務に従事しておりました。東京の都心を中心に、東京23区をエリアとして営業マンとして忙しく動き回っておりました。
その後、仲介業務だけでなく、マンションの一棟買取リノベーション、一部屋毎の買取リノベーション、不動産競売、一戸建ての建売などを経験し、2007年、Jハーモニックス不動産株式会社として独立し現在に至っております。
独立後は、首都圏と東北の仙台(生まれが仙台市のため)に営業拠点を置き、マンションのリノベーション事業、不動産競売、そして、任意売却を中心に住宅ローンの救済コンサルタントとして、東北から西は愛知県まで飛び回っております。
住宅ローンは、長期にわたりローンの支払いが続くものです。その間、いろいろな要因で返済が難しくなる場合もあります。 生活の基盤を固め、ご家族の幸せのために、ご自宅探しを始め、一大決心でローンを組んでご自宅を購入。その後は、様々な困難を乗り越えて、一生懸命にお仕事をしてローンの返済を続けてきた。しかし、どうしようもない状況に直面してしまった方もいらっしゃいます。お話しをよくお聞きし、お客様おひとりおひとりにとって最善の方法を話し合い、解決していく。
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