任意売却はどこに相談すべき?業者選びの7つのポイント (その3)
今はインターネットで検索をすれば、何でも調べられる便利な世の中です。
「任意売却」一つ調べるにしても、たくさんの情報が出てきます。
しかし、一方で情報が山のようにありすぎて、混乱してしますことも、少なくないですよね。
そうした中、任意売却がどういうものなのかは分かったけれど、やはり一般的な話ではなく、
「あなたの場合はどうなのか」
「あなたにとっての最善策とは何か」
ここが一番知りたいから、今こうして調べているのではないでしょうか。
そして、それを知るために、
「任意売却については、どこに相談するのが一番いいのだろう...」
ということも、気になりますよね。
任意売却は、限られた時間の中で、行わなければならない取引です。
だからこそ、一日も早く相談してほしいのは確かです。
しかし、あなたがそのあせりから、相談先を誤ってしまうようなことは、絶対にあってはなりません。
なぜなら、任意売却が成功するか失敗するかによって、その後のあなたの人生が、大きく変わってしますからです。
今日は、"任意売却はどこに相談するかで決まる"と言っても過言ではない、業者選びのポイントや気を付けなければならない点を詳しくお話ししていきます。
『任意売却の相談はどこにできる?』については、前回のブログでお話ししたしております。
今日は、『こんなケースは要注意!』についてお話しします。
こんなケースは要注意! 4つの要注意のケース
今日は、注意すべきケースについてお話ししていきます。
要注意1! あいまいな費用説明
たとえば、あなたが費用の詳細について質問をしたとします。
すると"あなたには一切費用がかからない"ということだけ強調したり、あなたが分からないような難しいことを言ったり、はぐらかして他の話しをし始めたり、こんなふうに対応してきます。
ここで一つ。
"一切費用がかからない"という点において、誤解のないようにお伝えしておきます。
これは、"今、現金としての持ち出しはない"という意味であり、少なからずあなたが支払う費用が一切ないワケではありません。
内容によって、かかる費用は異なりますが、
仲介業者への仲介手数料や、売却後の引越し費用、抵当権抹消などの登記費用、場合によっては、不動産鑑定費用、測量費用など、これらは費用としてかかってはいますが、すべて売却代金から債権者の承諾を得て捻出する、ということなのです。
という事は、売却代金の全額が住宅ローンの返済にあてられるワケではなく、これらの費用を差し引いた額が、返済にあてられているのです。
費用として差し引かれるものが多ければ多いほど、残債が残ってしまう、という事なのです。
ただし、あまり過剰に心配しないでいただきたいのが、なんでもかんでも費用にあてられるワケではなく、金融機関から許可をもらった費用しか認められません。
たとえば、引越し費用にしても、金融機関との交渉によって、認められなければ、差し引いて手元に残すことは出来ません。
このあたりの説明も、契約を取りたいがため、さもあなたの負担がないかのように、話してくる業者がいます。
要注意です。!
要注意2! 高額なキャッシュバックや引越し代の支給
このようなケースは要注意です!
あなただって、これからの生活を考えれば、少しでも多く現金が手元に残ったら、嬉しいに決まっていますよね。
そんな心理につけ込む、悪徳業者もいるということを、覚えておいてください。
引越し費用として、金融機関(債権者)に認めてもらえる相場は、だいたい20万円~30万円前後です。
住宅金融支援機構などは、基本的には引越し費用は認められません。
結局、それ以上を認めてもらったとしても、それは後々あなたが返済していくことになるのですから、必要以上に残すことは、あまりオススメしません。
要注意3! 大手不動産会社
テレビCMや、チラシ、有名人を使用した広告など、誰もが知っているような大手不動産会社。
あなたも、何社が思い当たりますよね。
やはり、それなりに社歴や実績もあり、大手だから変なことはされないだろう、という安心感があるかもしれません。
しかしながら、大手不動産会社は、基本的には任意売却にそこまで積極的ではありません。
たくさんの支店を構えているものの、その店舗に任意売却をおこなった経験のある担当者がひとりもいない、というほうが多いでしょう。
正しい知識がないまま、一般の売却と同じような感覚で扱われてしまい、時間がなくなって任意売却が出来なくなってしまう。
そんな可能性も考えられます。というか、そのようなケースに陥ってしまった後に、あわてて相談に来られる方がいらっしゃいます。
任意売却専門の不動産会社と比べてしまうと、やはり、専門にしている分、経験値の差は大きいでしょう。
要注意4! 任意売却ブローカー
日本において、任意売却ブローカーというのは、宅建業者としての登録をしておらず、宅地建物取引士の資格なども持たずに、不動産会社と相談者をつなぐことで、報酬を得ている方々です。
ブローカー自身は無免所なので、直接的に契約にかかわったり、報酬を得たりすることは出来ません。
あくまで、最終的にはあなたと不動産会社をつなぐようになります。
結局のところ、あいだに入ることで、紹介の報酬を得て、商売をおこなっているワケですから、あなたにとってみれば、余計な費用がかかることにしかならないでしょう。
まとめ
条件が良いほうがいい...
あなたやあなたのご家族の今後の生活を思うからこそ、そうなさりたいお気持ちも、とてもよく分かります。
売却をして、それで終わりではないですからね。
だからこそ、条件の良いあまい話は、疑ってかかって下さい。
あなたが納得できる説明が、そこにはありましたか?
足もとを見られてしまえば、それこそご家族を守れなくなるのです。
正しい知識を持った、専門家であることは大前提。
目の前にいる担当者が、あなたがご家族を守るために、信頼できるパートナーなのかどうか。
それは、人として信頼できるのかどうか、ということでもあります。
本当に、あなたのためを思って言っているのか、担当者自身の利益のために言っているのか、あなたはそれを判断できる冷静さをお持ちにならなければなりません。
『住宅ローン”麹町”相談ルーム』の若林までご連絡下さい。
秘密厳守・相談無料ですので、ご安心下さい。
業界第一歩は、建設会社系の不動産会社に勤務し売買の一般仲介業務に従事しておりました。東京の都心を中心に、東京23区をエリアとして営業マンとして忙しく動き回っておりました。
その後、仲介業務だけでなく、マンションの一棟買取リノベーション、一部屋毎の買取リノベーション、不動産競売、一戸建ての建売などを経験し、2007年、Jハーモニックス不動産株式会社として独立し現在に至っております。
独立後は、首都圏と東北の仙台(生まれが仙台市のため)に営業拠点を置き、マンションのリノベーション事業、不動産競売、そして、任意売却を中心に住宅ローンの救済コンサルタントとして、東北から西は愛知県まで飛び回っております。
住宅ローンは、長期にわたりローンの支払いが続くものです。その間、いろいろな要因で返済が難しくなる場合もあります。 生活の基盤を固め、ご家族の幸せのために、ご自宅探しを始め、一大決心でローンを組んでご自宅を購入。その後は、様々な困難を乗り越えて、一生懸命にお仕事をしてローンの返済を続けてきた。しかし、どうしようもない状況に直面してしまった方もいらっしゃいます。お話しをよくお聞きし、お客様おひとりおひとりにとって最善の方法を話し合い、解決していく。
現在は、このようなコンサルティングの仕事もしております。この経験を活かし、無理のない不動産購入のお手伝いもさせて頂いております。
業界30年の経験を活かし、微力ながら、皆様の不動産のご購入、ご売却、相続問題、住宅ローンなど債務返済のご相談を承っております。