任意売却の8つのメリットと4つのデメリットを徹底解説! 第三話
住宅ローンの滞納問題を解決する方法である「任意売却」ですが、メリットが多い分、やはりデメリットもいくつかあります。
今日は「任意売却」のデメリットを詳しく見ていきましょう。
「任意売却」のデメリット
前回のブログでは、任意売却のメリットを8つ見てきました。今回は、デメリットを見ていきましょう。
1.ブラックリストに載る
これは、任意売却=ブラックリスト というより、ローン支払いの滞納が続くことにより、ブラックリストに載ってしまうということです。そのため、一定期間はお金を借りることやクレジットカードを作ることなどの行為はできません。
ただし、信頼は回復できるものですから、今後のあなた次第であって、一生クレジットカードが使えない、ということではありません。たとえ一度信頼を失ってしまったとしても、今後また取り戻していけばいいのです。
これに関しては、あくまで競売でも同じことですので、競売と比べてのデメリットというよりは、共通してのデメリットになります。
2.連帯保証人に知られてしまう
これもあくまで競売も同じことです。
任意売却においても、任意売却を行うためには連帯保証人の同意が必要となりますので、あらかじめ事情を説明しておく必要があります。ただ、あなたのために、あなたのことを信じて連帯保証人になってくれた方のことを考えてみてください。
ある日突然、競売にかけられたという通知をもって知ることになるのと、あなたの意思であなた自身の口から告げられるのと、どちらの方があなたの誠意が伝わるか。考えるまでもないですよね。
それに、競売に比べれば、連帯保証人の方に迷惑をかけてしまう度合いも、かなり少なくて済むのです。
3.諸手続きや内覧対応などやることがある
競売では、ローンの支払いをせず、そのままにしておけば、着々と法的手続きがとられ、競売にかかり落札されるまで、特に何もしなくても進んでいきます。
任意売却では、各種手続きがあるため、その手続きを行ったり、売りに出している住宅の購入を検討してる人から、内覧を申し込まれれば対応することになります。(一円でも残債を多く減らすためと考えれば、デメリットとはいえない気もしますが...)
4.任意売却ができない場合がある
ここまでで、「なんだ、じゃあ任意売却しよう」と思われたかもしれませんが、あなただけの意思でポン!と決めて行えるものではありません。
どんな場合に任意売却ができないのか、その点についても見ておく必要があります。
任意売却ができない場合は5つほどあります。今日は、そのうち、2つを見ていきましょう。
4-1.連帯保証人や連帯債務者と連絡がつかない
任意売却を行う時には、連帯保証人や連帯債務者がいる場合、その人からも同意を得る必要があります。
連絡が取れないという場合は、同意を得られないのと同じ扱いであり、勝手に任意売却をすることができないため、そのまま連絡がつかなければ、競売という選択肢になります。
4-2.債権者全員から同意が得られない
たとえば、
・詐害行為や背信行為など、債権者とあなたとの間で信頼関係が破綻している
・任意売却に協力をしても、弁済を受けられない債権者(債権者が複数の際)
・あなたの案件を担当する任意売却会社の評判が悪い
など
あなたの不動産を担保に、債権者となっている全員からの同意が必要となります。
デメリットは、残すところあと3つほどあります。次回のブログで見ていきましょう。
ただ、任意売却ができない場合でも、私、若林は、債権者と交渉し、足を使って動きます。できそうもないことをできるようにする、最後の最後まであきらめないのが私のモットーです。
『住宅ローン”麹町”相談ルーム』の若林までご連絡下さい。
秘密厳守・相談無料ですので、ご安心下さい。
業界第一歩は、建設会社系の不動産会社に勤務し売買の一般仲介業務に従事しておりました。東京の都心を中心に、東京23区をエリアとして営業マンとして忙しく動き回っておりました。
その後、仲介業務だけでなく、マンションの一棟買取リノベーション、一部屋毎の買取リノベーション、不動産競売、一戸建ての建売などを経験し、2007年、Jハーモニックス不動産株式会社として独立し現在に至っております。
独立後は、首都圏と東北の仙台(生まれが仙台市のため)に営業拠点を置き、マンションのリノベーション事業、不動産競売、そして、任意売却を中心に住宅ローンの救済コンサルタントとして、東北から西は愛知県まで飛び回っております。
住宅ローンは、長期にわたりローンの支払いが続くものです。その間、いろいろな要因で返済が難しくなる場合もあります。 生活の基盤を固め、ご家族の幸せのために、ご自宅探しを始め、一大決心でローンを組んでご自宅を購入。その後は、様々な困難を乗り越えて、一生懸命にお仕事をしてローンの返済を続けてきた。しかし、どうしようもない状況に直面してしまった方もいらっしゃいます。お話しをよくお聞きし、お客様おひとりおひとりにとって最善の方法を話し合い、解決していく。
現在は、このようなコンサルティングの仕事もしております。この経験を活かし、無理のない不動産購入のお手伝いもさせて頂いております。
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